高津 直由氏インタヴュー
結成、活動、の流れを追い、現在の高津氏の方向と表現を聞く最終話。
ZEROMAGAZINE(以下Z):
シゲル君とヒトシ君がいなくなった後もライブが有った訳ですよね?
高津 直由氏(以下K):
あれはね決まってたんですよ...。
中には決まってても蹴ったライブもあったんですけど、日時的にも、どうしても、これだけは断りきれん!ってライブだけ手伝ってもらって『こなした』って感じでね。
そうなんですよ...。
本来はライブなんかやるべきじゃなかったですよ。今までの動きもあるし、そういう問題もあったから、『やれるものはやっておこう』みたいな。
Z:
その事件がきっかけでデタミネーションズ解散と言うことに繋がったんですか?
K:
そうそう『俺もうやめるわ!』って。
Z:
メンバー集まってミーティングの席とかでですか?
K:
そうスタジオでね。始めて違うかな?皆集まって真剣に話したん。
Z:
デタミネーションズについてですか?
K:
そうそう。
Z:
ずっと一緒にやって来たシゲル君とヒトシ君と言うメンバーが抜けたと言う事で、自分もやめる決意をし
たんですか?
K:
その時はね...そんな事では...と思おうとしてた部分もあるんですよ。
Z:
『違うメンバーでもやって行ける!』と...。
K:
そんな奴ら!...って思いもあったんですけど。
どうやら今になって思うんですけど...情けのない話や...。
Z:
その後はライブはやってないんですか?
K:
うん。やってない。
Z:
メンバーは解散について納得していましたか?
K:
納得...(長い沈黙)。
納得も糞もなかったんちゃうかな?
俺もほんで酒がね...。
酒がないと人に合えんような状態やったから、酒がないと人と喋る事がおっくうと言うか...勿論ステージに立つのも酒がないと駄目なんですよ。怖いんですね結局...。
なんとなくね...自分がないから...やってんのも疲れてしもたって言うのもあったんでしょうね...おそらくね。
Z:
解散してから何年になりましたっけ?
K:
もう4年位ですよ。2004年やからね。
Z:
解散後はどんな気持ちだったんですか?
K:
携帯電話を持たんようになったっちゅうかね。なんか...解る?
Z:
はい...。解ります。
K:
それがなくなった様なもんでね。なんかスッとして。
でもなんか人間の欲望と言うかね。なんかやりたいと思う訳ですよ。
でも...なんか書くもんがね。人に伝えたいと言う言葉が浮かばんのですよ。
Z:
今、歌う事がですか??
K:
内面っていうか精神的な部分で高まりたいというか、昔からね俺はそう言う事が歌いたかったですよ。
そういうのを良く考えるとね、人前でマイク持って言う事じゃないねんね。
Z:
歌うのをやめてからそう言う考えになったんですか?
K:
やめてからね。
Z:
歌ってる時は考えなかったんですか?
K:
でも...どっかにあったんと思うんですよね。
Z:
やりつつもですか?
K:
やりつつも。今考えたらですけどね。
Z:
自分は高津君がバンド以外でリディムでコラムを書いたり、高津君の版画の作品とか好きで、いつも注目
していましたよ。
あれはイシイさんに頼まれてですか?
K:
イシイさんに頼まれて。
Z:
あれはデタミネーションズ活動中ですか?
K:
あれはねぇ...、やってる時ですわ。で、やめて、あれもやめましたわ。
Z:
現状今人に伝えるのは、ちょっとしんどい感じなんですか?
K:
なんか、しんどなってもうてね。
自分自身が...、誰が悪いとかやのうてね、何してんのか解らんようになってもうてね。結局は自分の精神が弱い訳ですよ。
浮き足立ってたり、バンドをしてもどうなりたいとかよう解らんし、なんかこう律したいと言うか、自分の心をね...。
Z:
なるほど、版画は何故始めたんですか?
K:
好きで...30歳くらいから。
Z:
絵じゃなかったんですね?
K:
なんか有ったんですよ。家に版木が...彫刻刀とかもあったんですよ。ほんで下絵なしで彫って。
Z:
下絵なしで彫るんですか?凄いですね?
K:
面白くてね。勿論始めた当時は力入れてないし、時間あったらやるって感じで、今は版画毎日彫るんですけど。
バンドで言いたかった事をね彫るんですよ。
Z:
版画で伝えたい事を表現してるんですね?毎日彫るんですか?
K:
毎日彫ります。それは心に決めてるんですよ。あ、昨日は飲んだから彫ってない(笑)
Z:
(笑)
どれくらいのペースで出来上がるんですか?